九州へ…現実逃避の孤独旅 (part8)





 特急「ゆふいんの森」は定刻通り14時40分に発車しました。
さきほどの「ソニック」とは違い、低速で走行です。こういうのんびり特急も良いものです。

この画像は、別府湾です。別大マラソンで有名ですね。ここをランナーが駆け抜けていくのです。
でも、天気が悪く、海の景色も最悪です。
 改造個所を探すために車内散策を開始です。
乗客が全くいないので、自由に行動が出来ます。

まずこちらは、車端部にある、フリースペースです。ここでも少しの談笑ができますよね。
 そして、大きく変わったのは、こちら。
前、ここには、アートギャラリーというのがあり、絵が飾ってありました。それが、今年の改造でこのようなスペースに生まれ変わりました。

木製のラウンジ風のサロンです。知り合いの人にこれを見せると、バー(BAR)のような感じ…と言っていました。
改造仕立てですので、きれいです。
このような展望ラウンジは、リゾート列車には不可欠ですね。
由布院までの約1時間、座席には座らずに、ここで過ごすことにしました。
 このように、見ていると、とても車内とは思えないですよね。
数少ない旅行者が記念撮影をしておりました。でも、絶対数の少ない乗客でしたので、寂しかったですね。でも、わたくし的にはこれくらいの乗客数のほうがありがたいです。

このラウンジの席を譲らなくても良いですし…
 そして、窓にある日よけのブラインド…。よく見ると、木製なんです。このようなところにも木製を取り入れているのですね。
ちなみに、九州新幹線の車両にもこのようなブラインドになるそうで…
 それから、このラウンジの隣は、というと、ビュッフェになっています。
飲料や食料を購入して、このラウンジで食べる…というのが、また至福のひと時ですよね。

 …というわけで、すぐにビュッフェに行くことに。
この列車には、客室乗務員の人が4人も乗っておりました。結構な人数ですので、サービスは良い筈です。

なぜ多いのか?それは、ワゴンが引けないからです。ハイデッカーとなっており、段差があるので、使えないわけです。なので、一人一車両を担当していると言った感じです。
 わたくしは、ドリンクを頼みました。
頼んだのはこちら。これは、季節の生ジュースです。りんごジュースにしました。
果実がいっぱいのジュースでした。これを飲みながら、久大本線の景色を楽しみます。
 川沿いや山岳をのんびりと走行します。「ゆふいんの森」は、ほんとうにのんびりと走り、高速特急のイメージを思いっきり脱しております。
生ジュースを飲みながら、孤独に車窓を眺めます。


 列車は、15時47分、由布院駅に到着しました。
降りる人は、少なかったですね。絶対乗客数が少ないので、寂しい下車数です。

ここは、自称九州の軽井沢といわれております。女性の観光客が多いのが有名です。
 本当はレンタサイクルを借りて、色々と周りたかったのですが、雨でそれも叶わず、歩いて散策となってしまいました。
由布院へ来ると、わたくしが必ず行く金燐湖へ向かうことに…。でも、歩くとさすがに距離があるんですね〜。

画像に何か映っていますね。これ、人力車です。フルムーンの人が乗っておりました。
 約20分近くかけて、金燐湖にきました。
こちらは、金燐湖畔にある、温泉で下ん湯と呼ばれております。
ここは、混浴風呂です。わたくしは、以前入りましたが、女性には厳しいところだと思いました。なぜなら、更衣所は、男女別にわかれていません。また着替えるところと浴槽が同じなので、抵抗感がすごくあると思います。

でも、それ以外を除けば、温泉は最高です。一度お試しあれ、と言いたいですね。
ここは、賽銭箱のようなところに、気持ちのお金を入れれば良いので、入浴料金はご本人の心次第と言った感じですね。
今回は時間が無いので入りません。
 これは、下ん湯側から見た金燐湖です。
天気も悪いので、観光客も数えるほどしか見えませんでした。
 池をじっと見ていると、鯉が泳いでおりました。
湖畔沿いを歩くことにします。
 下ん湯とは反対のほうにきました。
正面左に見える建物が先ほどお伝えした、下ん湯です。
 金燐湖は、湖から湯気が出ていたんですけど、今日は全く出ていませんでした。
雨の影響なのでしょうか?




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